貴方には、兄弟・姉妹はいますか?
もし、その兄弟・姉妹が幼い子供を残して亡くなってしまったら、貴方は引き取れますか?
この話は、他人事では無いかもしれませんよ。
普通とは何か?家族とは何か?考え方は人それぞれですが、環境が人を作り、人を変える。
これはそんな話を、実に解りやすく、楽しませながら教えてくれる作品です。
セコケチ義妹が漫画ネタバレ!原作の最終回結末で加恵はどうなった?
加恵は「セコケチ義妹がすべてを失った話」の名悪役でしたね。
毎回どんなことをしでかしてくるのか、どんな問題が起こるのか楽しみでした。
「セコケチ義妹がすべてを失った話」最終回、加恵は全てを無くします。
浩二との離婚はお互い様と言う事で慰謝料なし・安田の家は賢一の名義・子供の親権は取れませんでした。
大好きなお金や贅沢な生活はもちろん、住む家も無いのです。
この先どうやって生きていくのでしょうね。。。
でも、あの異常な図々しさを持っている加恵なら、逞しく生きていけそうだな~。
あらすじネタバレ
それは結婚式からはじまっていた!
一般的な家庭に生まれ育って、幸せな結婚生活が待っているはずだった令美。
義妹の加恵夫婦の異常な行動、家族に遠慮ばかりしている夫。
問題があるたびに、安田家はいつも「家族なんだから・・・」と言って治めようとするが、
そんな言葉でかたずけられるか!!!
我慢の限界を超えた令美は大切な家族(自分・夫・娘)を守るため、奮闘します。
安田家の夫に対する態度の違和感。
加恵の異常な思考回路。
夫の過去に何が?
それらを調べる令美と賢一。
全てを知った時、二人は安田家をぶっ潰します!!!
やりたい放題だった加恵と浩二。
見栄っ張りだった安田家の両親。
大人とは?家族とは?親とは?
本当に大切なものは覚悟を決めて自分の力で守るのです。
登場人物
・安田 令美・・・主人公で賢一の妻・旧姓:高見
・安田 賢一・・・令美の夫・小さい頃に両親が亡くなり、安田家に引き取られた。
・安田 浩二・・・賢一の義弟で加恵の夫
・安田 加恵・・・旧姓:瀬古・浩二の妻・天然?と言われているが・・・。
・安田家 父・・・賢一の義父・両親を亡くした賢一を引き取る。
・安田家 母・・・賢一の義母・賢一の亡き母の妹
・瀬古家 母・・・加恵の母
加恵の結末
身の上は可哀そうな部分もありますが、血は争えなかったようです。
加恵は浩二と離婚し、親権は浩二が持つことになります。
家を手放すことになった焦りからか、令美にしてきた事をママ友達にまでやらかしてしまい、訴えられそうになっているとか。(家に上がり込んでは物色し、強引に持ち帰って、フリマで売却・・などね)
家族間でも問題なのに、本当に学習しないですね。。。訴えられて当然です。
安田家の残りの財産は、解決の目途が立たず長期戦になっていそうです。
大嫌いな実家にはもちろん帰りませんから、今はマンガ喫茶を点々とする毎日のようです。
セコケチ義妹がネタバレ最終回結末!義母や浩二の結末も紹介!
義母は、自分の事しか考えられないから、恨む以外何もできないでしょうね。
こう言う人間にはなってはいけませんよー!の見本です。
浩二は、まだ将来がありそうなんですが、子供2人と親がセットとなると、再婚は難しくなるのかなぁ。
二児の父ですから、反省して頑張ってほしいです。
義母の結末
義母は最期まで何も反省しませんでした。
いつもキレイな服を着て、入院中でも化粧を欠かさなかった義母。
その上品な姿は、家を追い出されることになってあっと言う間にみすぼらしいおばあちゃんに。
最後は賢一に「呪ってやる!!」などの暴言を吐き続け、浩二に連れていかれたそうです。
亡き姉の子供 賢一と実子の浩二を見ていると、賢一の賢さに驚き、まるで浩二がダメな子に見えてしまう。。。
そんな思いから、姉に対する嫉妬心が蘇ってしまい、賢一にあたっていたんですよね。
大人になった賢一に突き放されても文句言えません!
浩二の結末
不倫相手には逃げられました!
もともと浩二の羽振りの良さに魅力を感じていただけのようです。
離婚まではいいが、子供2人に母親までついてきちゃ、本気で好きでも考えてしまいます。
両親に甘やかされて育った浩二にはこれから厳しい現実が待っていることでしょう。
育児に介護、会社にご近所付き合い、彼女作る暇なんて無くなってしまいますね。
加恵の子供はどうなった?
親の姿を見て育っていますから、ママ友達にはかなり躾の悪いイメージを持たれていましたよね。
今は浩二に引き取られていますが、浩二と義母がどこまで責任を果たせるか、正直不安です。。。
子供のピンチには、直ぐに救いの手を差し伸べられるように!と令美と賢一は準備しています。
セコケチ義妹が感想や見どころを紹介!
この作品、小説では「序」「破」「反撃」「エピローグ」の、4つの章で構成されています。
「序」1~46話
この章は加恵の天然を超えた行動に注目です。
結婚式が終了し、会場にあった飾りや新郎新婦の記念品など、全てを持ち帰るところからはじまります。その後、子供が生まれたお祝いは古着。
家に上がり込んでは物色をはじめ、勝手に持ち帰って転売。
手土産は加恵の物。お祝い金は連名にしてもらい加恵は一切出しません。
まるでレディー・ジャイアンですよ!!!
そして、安田父が亡くなるところまでです。
胸糞悪い奴なのに、明るく、突き抜けているので、次は何をやらかすのかちょっと期待して読めてしまうのが魅力です。
「破」47~85話
安田父の葬儀から始まり、令美が本気で自分の家族を守る決意をする所までの話です。
安田父が居なくなることで加恵の行動はエスカレート。
令美の前では隠すことなくクズ全開です。
今回は安田母が入院してしまい、いやでも加恵と顔を合わせます。
加恵から語られる昔話。
私利私欲にまみれた妄想と野望。
ここまで言われているのに加恵を突き放せない夫。
令美でなくてもイライラ爆発です。
ある晩、賢一は尋ねます。「令美はどうして僕と付き合おう、結婚しようと思ったの?」
半ば寝た状態で答える令美。
この答えが賢一に自信をあたえ、目を覚まさせたのですよ!
「反撃編」86~162話
令美と賢一が家族の身辺調査を始め、自分たちが知らなかった事が続々と明らかになります。
そして、義母の退院祝いの席で反撃開始です!!!
・義母の入院費用の揉め事を利用してお見舞いのリストを入手し、義母の身辺を探ります。
快気祝いを手渡しすると、「賢一君のところから内祝いを頂くのははじめて」と言われます。
何と、今までお金を渡して任せていたお返しを、一度も渡していなかったのです。
以前、加恵が言っていた、貴方は義母に嫌われている。。。と言う話も嘘では無いかも知れないと悟ります。
・加恵の実家を見つけ出す。
実家は廃墟のようなゴミ屋敷、買い物帰りの加恵母に見つかってしまいます。
ならばと、加恵の過去を聞き出すことにしました。
加恵の父親は仕事に成功しお金も持っていましたが、シスコンだった。
姉の子供には何でもお金を出していましたが、加恵には一切お金を使わなかったそうです。
母親は離婚裁判を起こそうとしましたが、家1軒を渡され逃げられたとか。
加恵の母親は自分の子供の心配よりもお金の心配や夫への不満ばかりだったようです。
加恵は結婚を機に親と縁を切ってしまいたかったのでしょう。
もう他人だ、頼って来るな、と言い捨てていったそうです。
・賢一が調べていたこと。
賢一は自分の両親が残してくれた遺産がどうなっているのか調べていました。
幼かった賢一の多額の遺産は義父母の預かりになりますが、勝手に使ってよいものではありません。
しかし、義父母はどんどん使い込んでしまいました。
今ある贅沢な暮らしは賢一のための遺産から成り立っていたのです。
そしてもう1つ、安田家の家は元は賢一の親の物で、賢一の名義になっていました。
さあ、退院祝いの席です。
賢一はもう揺らぎません。
調べた内容を家族に話し、安田家の家を売却する事にしたと話します。
義母、加恵、浩二、の3人は、しばらく現実が見えていませんでしたが、賢一が本気だとわかり大騒ぎ。
令美に対する暴言、義母の泣き落としなど、見苦しくのたうちまわります。
しかし、賢一は譲りませんでした。
事実を告げ、売却までに出ていくよう伝え、令美と賢一は席を立ちます。
エピローグ 163~171話
ここでは、3人が家を追い出されてからどうなったかと、賢一が令美の実家の婿養子になった事などが描かれています。
感想
私は「セコケチ義妹がすべてを失った話」の小説を読ませて頂きました。
正直、胸糞悪い話です!でも楽しめます。
この手の話は長いと飽きやすいですが、「セコケチ義妹がすべてを失った話」は1話づつが短いので、最終回まであっと言う間に読めちゃうんです。
最初は加恵だけが悪者なんですが、いつの間にかみんな敵に。。。
亡くなった義父までやらかしてますから、一家揃ってクズ集団かよ!て驚きました。
加恵や浩二のような性格は10代までなら意外といそうなキャラだし、賢一の遺産の事も現実に在りそうなんですよ。
身近な人で勝手に想像して楽しんだり、私ならこうするのに。。。なんて思ってました。
胸糞悪いのに、ニヤニヤ、クスクス出来ちゃう、そんな楽しい作品です。
見どころ
「セコケチ義妹がすべてを失った話」の見所は、加恵のズバ抜けた性悪さと、対応する令美のバトルです。
加恵は自分が気に入らない物は排除し、欲しい物は何としてでも手に入れようとします。
前半のクレクレモード、度を越えて犯罪レベルまで行ってるのに対応が甘い家族たち、
お金にもがめついですから、お祝い金や手土産が必要な時は名前だけ勝手に便乗してきます。
その時も甘い家族たち。
どうしてそんなに甘いの?
そして、どうして加恵はそんなに図々しく、たくましいの?
加恵の悪役ぶりこそ、この作品の見所ですよ。
セコケチ義妹が漫画ネタバレ!原作の最終回結末で加恵がどうなったのかも解説!まとめ
「セコケチ義妹がすべてを失った話」原作:あいか 著者:飯田めいこ 単行本は2巻まで発売中です。
この作品は下記マンガアプリにて購読可能です。
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「セコケチ義妹がすべてを失った話」には小説版があり、すでに完結しています!
是非、マンガと小説の両方を読んでみてください。
以上、セコケチ義妹が漫画ネタバレ!原作の最終回結末で加恵がどうなったのかも解説!でした。
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